回復期リハビリ病棟への入院をお考えの方へ
リハビリのために転院を考えています・・・
8割以上の患者さんが、急性期病院から転院した患者さんです。
当院は岩手県内の急性期病院と連携し、回復期リハビリ医療を推進しています。年間400名以上の方が、リハビリテーション目的で入院され、その内8割の方は急性期病院からの転院です。
当院は、盛岡医療圏の脳卒中連携パスに参加し、急性期病院からのリハビリ目的の転院を積極的に受けております。最近は、盛岡市以外からも転院される患者さんも増えてきております。
急性期病院には、転院をご支援する連携室がありますので、主治医の先生や病棟の看護師を通じて、早めに相談されることをお勧めいたします。
術後直後からリハビリを開始して大丈夫なのでしょうか?
大丈夫です。術後すぐにリハビリを開始することが早期回復につながることが分かっています。
昔は病気やけがを起こした後、症状が落ち着いてからリハビリが開始されていました。しかし、現在では病気やけがを起こした直後からリハビリを開始することが非常に効果的であることが分かっています。
リハビリ開始前後のバイタルサインのチェックも徹底しており、安心してリハビリができる環境を整えています。
リハビリってつらいですよね・・・? ついていけるのか不安です。
時には「つらい」と感じる訓練があるかもしれません。療法士が患者さんの体力や回復度合いを考えてリハビリしますので、一緒に頑張りましょう。
リハビリテーションは「できないこと」を訓練することが多いものです。そのため患者さんは「つらい」と感じることはあるかもしれません。「できるようになったこと」に目を向け、患者さんが前向きにリハビリに取り組めるようフォローしていきますので、一緒に頑張りましょう。
リハビリセンターでは日々、多くの患者さんがリハビリを行っています。多くの方がリハビリを頑張っている姿を見て「私も頑張ろう」と感じる患者さんが多いようです。
退院後の自宅で生活していけるかが心配です。
定期的なカンファレンスを行い、患者さんに適した介護サービスの助言も行っています。
入院中でも実際に患者さんの自宅に行き、住宅サービスや福祉用具のアドバイスする目的で、「退院前訪問指導」というサービスがあります。また、回復期リハビリテーション病棟入院時に実施する場合もあります。
平成28年度の実績では、年間100件程で、訪問担当者も臨床経験の豊富なスタッフが対応しております。これに並行して、入院患者さんに定期的なカンファレンスを行い、患者さんに適した介護サービスの助言も行っております。